手術の流れ
全身麻酔をかけての処置となります。
超音波スケーラーを使って歯石を破砕します。
次にルートプレーニングで歯周ポケットをきれいに掃除してから、
仕上げとしてポリッシング(研磨)を行います。
①手術の日取り決め(ご予約)
②手術当日は朝食なしで指定のお時間(午前中)に来院してください。
(日付が変わる0時以降の絶食)
③問診後、お預かりいたします。
④身体検査・各種検査
術前に内臓機能の評価のために血液検査を行います。
他、検査については、獣医師にご相談ください。
検査結果によっては、手術を延期した方がよいと判断する場合もあります。
⑤麻酔導入(注射麻酔)・手術(ガス麻酔)
手術の時間中(13~16時)は、できるだけ
病院からの連絡に出られるようご協力をお願い致します。
⑥手術後は麻酔の覚醒を確認できたのちのご退院(原則は日帰り)となります。
歯周病の程度によっては、あるいは抜歯処置を施した子には
お薬が出ることがあります。
⑦約1週間後に術後チェック
抜歯処置後の経過など確認させていただきます。
<歯石とは・・・>
歯の表面に見える茶色や緑色の付着物―これが歯石と呼ばれるものです。
もとは口の中に残った食べカスなどが集まったものですが、
こういったプラーク(歯垢)は3日ほどで小さな歯石粒に変わってしまいます。
歯磨きグッズである程度は歯石予防ができますが、
そのような予防策を講じても、歯石がくっついて
取れなくなってしまうことがあります。
<歯石を放っておくと・・・?>
歯周炎・歯周病の原因になります
歯石をそのままにしておくことで起こるいちばんのお口のトラブルが、歯周炎です。
歯肉に炎症が起こり、赤く腫れ、時に痛みを感じたり出血することもしばしばあります。
歯肉はもろくなっているのです。
顔(頬部)が腫れることがあります
歯周病が進行すると歯周病菌が歯の根本深くまで広がり、歯根部を腐らせることがあります。
とくに上あごの奥歯周囲で蓄膿症(歯槽膿漏)を起こすと目の下あたりが腫れたり、
目やにや涙やけが増えるなどの症状が現れます。
心臓疾患の発生と密に関連があります
歯石は、簡単に言うと菌のかたまりです。
歯周病の進行により、毛細血管内に歯周病菌が心臓へと流れていき、
心内膜や弁に付着することでその形を変化させてしまいます。
それにより心臓内部の血流に異常をきたします。
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